このたび、伊藤光輝選手が2025シーズンをもちまして現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。
また、2026シーズンより現場スタッフ(アシスタントコーチ)に就任することが決定しましたので、併せてお知らせいたします。

■プロフィール
伊藤光輝 (いとう こうき)
【ポジション】MF
【生年月日】1994年4月25日
【身長/体重】170cm / 71kg
【加入年】2017年
【経歴】JSC CHIBA ー 柏レイソルU-15ー 柏レイソルU-18ー 青山学院大学ー 東京ユナイテッドFC ー 東京武蔵野ユナイテッドFC ー 東京ユナイテッドFC
【選手コメント】
学生の頃の貯金など、とうに尽きていました。
それでも、日々の積み重ねと、チームへのコミットによって、ここまで歩んでくることができました。
大学時代、年内決断のチームを断り、より上を望んだ結果どこにも行くところが無い。
そして、大学卒業時に一度はサッカーから離れる決断をしました。
まさか、そこからこれほど長くプレーを続けられるとは想像していませんでした。
母校・青山学院大学の監督から東京ユナイテッドのお話をいただき、福田さん、人見さんとお会いし、数か月後には練習に参加していました。
スーツ姿の人たちがピッチで着替え、全力でサッカーをし、明日の仕事のためにそそくさと帰っていく。その光景はとても新鮮でした。
流れに身を任せるようにチームへ加入したことを家族に報告すると、
「またサッカーをする姿が見られるの?」と、心から喜んでくれました。
その姿を見た瞬間、決めました。
――動けるうちは、もう一度本気で追い求めよう、と。
「仕事してサッカーして、サッカーして仕事する。」
この生活は決して容易なものではなく、多くの犠牲を伴い、自分で選んだ道でありながら、厳しさと向き合う日々でした。
それでも、同期や先輩方、そして新しく加わる選手たちから日々刺激を受ける中で、
「このチームを、前に進めたい」
そう思う気持ちが、年々強くなっていきました。
3年目のリーグ開幕週の練習終わりにキャプテンに任命されました。
当時は年上も多く、サッカー経験も豊富な選手が揃う中で、遠慮がちだったごく一般的な社会人リーガーの自分には、正直、荷が重いなーと感じていました。
あの頃の不安は、今では懐かしく思います。
役割や立場によって、半ば強制的にではありますが、人として大きく成長させていただきました。
振り返れば、悔しさの連続と、時折胸が熱くなる最高の瞬間があり、書ききれないほど多くの経験を重ねながら、毎年、これまで以上のピッチ内外のハードワークを重ね、結果を求め続けてきました。
そして、昨年ようやく辿り着いた地域チャンピオンズリーグ決勝の舞台。
しかし現実は厳しいものでした。
それでも、あの悔しさを含めて、すべてが自分のサッカー人生であり、東京ユナイテッドで過ごした時間は、間違いなく、人生の誇りです。
誰もが知るプロサッカー選手と同じピッチに立ち、
大学時代のライバルと仲間になり、
学生時代から時を経て、再び同じチームでプレーする。
普通に働いているだけでは、決して巡り合えない人たちと出会うことができました。
東京ユナイテッドに加入できたことを、心から嬉しく思います。
そして、出会ってくれたすべてのスタッフ、選手、関係者の皆様、応援していただいた皆様、
本当にありがとうございました。
そして何より、どんな状況でも支え続けてくれた妻。
不安や苦労をかけながらも、常に背中を押し、見守り続けてくれたことに、心から感謝しています。
ユナイテッドへの関わり方は変わりますが、次は何かを伝承できる立場として、また熱量を持って向き合っていきたいと思います。
ボール、人、スペースを見極め、数ある選択肢の中から最良を選び続けること。
最高密度のハードワーク。
ユナイテッドの未来は、これからの可能性に満ちた選手たちに託します。
サッカーのための人生から、人生のためのサッカーへ。
その意味を今、深く噛み締めています。

