フクダ電子様にご支援いただいて今年で10年目になります。
当時、東京都1部リーグに所属していた我々は、フクダ電子会長のご厚意により、分不相応ながら「フクアリ」のピッチを踏む機会を頂戴いたしました。
噂には聞いていましたが、サッカー専用のスタジアムはかくもすばらしいものか。。。
ピッチ上の息遣いがスタンドにまで届くあの感覚、ピッチにまで伝わるスタンドからの熱量(観客はまばらでしたが)。
ここが満員の観客で埋め尽くされ、その全員がピッチ上で繰り広げられるフットボールでつながる感覚とは、いったいどういうものなんだろうか。
我々がつくりたい世界観がそこにはあるのだと思うと、想像しただけで震えたことを覚えています。
この地で20年近くも情熱を紡いでこられたジェフ千葉さんには、畏敬の念とともに、羨望の念を抱かざるを得ません。
あの日から10年間、我々の舞台は関東リーグ1部へと移ったものの、毎年毎年「フクアリ」を使わせていただいてきました。
いつかはジェフユナイテッド市原・千葉さんとこの「フクアリ」の地で相まみえたいと願いつつも、依然としてそれが叶うことなくこの日を迎えますが、「フクアリ」に、そして、この「フクアリ」に集いフットボールでつながり続けた歴史に対し、我々はリスペクトの念を欠いたことはありません。
我々が「フクアリ」にお邪魔するようになってから節目の10年目となる今年、改めて、「フクアリ」に対する感謝と敬意の念をもって闘いに臨みたいと思います。
東京ユナイテッドFC
代表理事 福田 雅