この度、河本明人選手が東京ユナイテッドFC(KSL)からスペリオ城北(東京都2部)へ移籍することが決まりましたのでお知らせいたします
■河本 明人(カワモト アキト)
【ポジション】FW
【生年月日】1990年5月1日
【身長/体重】174cm/71kg
【経歴】流通経済大学付属柏高校 - 流通経済大学 - ヴァンフォーレ甲府 - 栃木SC - ヴァンフォーレ甲府 - 東京ユナイテッドFC - 南葛SC - 東京ユナイテッドFC
【選手コメント】
このたび、東京ユナイテッドを退団することになりました。
短い期間ではありましたが、このチームでプレーできたことを心から感謝しています。
過去にも所属していたこともあり、再び受け入れていただき、馴染みのある環境で仲間たちと共に戦えたことは、とても貴重な経験でした。
支えてくださったスタッフ、チームメイト、そして温かく応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。
引き続き東京ユナイテッドの活躍を楽しみにしています!
本当にありがとうございました!
【福田代表コメント】
去年の夏に明人から「最後は東京ユナイテッドで終わりたい。」と言ってきてくれたときは、「おまえがそんなこと言うんかい?!」と素直にうれしく思ったことを記憶しています。
実際に、復帰してからの明人は、かつてないくらいに真摯にトレーニングに励み、本人も高校以来と言うくらいの走り込みに文句も言わずに(見ていないところで言っていたかもしれません)取り組んできました。
怪我によるブランクが大きく、なかなかコンディションも上がり切らず、スタートからピッチに送り出すには至りませんでしたが、シーズン最後の試合となった全国社会人選手権の二回戦、退場者を出し一人少ない状況で、最後のカードにあえて明人をチョイスし、PKキッカーの一人目を明人に託しました。
シーズン終了後の焼肉屋で、「できればこのチームで続けたい。でも、仕事とサッカーの両立が本当にしんどくて、深夜まで仕事して朝練にはほぼ徹夜で行くこともあった。二か月間は続けられたけど、一年通して続けられるのかと自分に問うと自信がないし本当に怖い。そもそも、東京ユナイテッドの選手たちは、これを何年も続けているのかと思うと、クレイジーとしか言えない。覚悟が決まるまでもう少し時間ください。」と。
その返事は年を越して二か月が経とうとする頃に来ましたが、「東京ユナイテッドの負荷に耐えられる自信はないんです。でも、サッカーは続けたいんです。」とのこと。
復帰当初に言っていたこととは違うけど、明人も歳を重ねて立派な社会人になったことをうれしく思いつつ、「そんな簡単にサッカー辞めるなよ。」と言葉をかけて、このたびの移籍に至りました。見た目からは想像できないくらい、意外に義理堅い男です。