この度、田中遥稀選手が東京ユナイテッドFC(KSL)から日本体育大学(関東1部)へ復帰することが決まりましたのでお知らせいたします。
■田中 遥稀(タナカ ハルキ)
【ポジション】MF
【生年月日】2004年9月21日
【身長/体重】181cm/76kg
【経歴】バディーJrユース - 帝京高校 - 日本体育大学 - 東京ユナイテッドFC
【選手コメント】
2024シーズンをもちまして、退団する事になりました。
ならびに、日本体育大学サッカー部に復帰する事になりました。
福田さん、人見さんをはじめとするスタッフの皆さん、そして選手の皆さん1年間ありがとうございました。
この1年間は普通の大学生とは少し角度の違ったサッカー人生を経験できました。
自分より忙しく生活している先輩達と共に同じ熱量でピッチ上で切磋琢磨できた日々は本当に幸せでした。
自身の夢である「プロサッカー選手になる」目標を叶えるために大学サッカーへの復帰を後押ししてくださった方々に良い報告ができるよう精進し続けます。
そして何年後、何十年後になるかわかりませんが、またこのクラブに帰って来れる日を楽しみにしてます。
これからも東京ユナイテッドFCを応援してます。
【福田代表コメント】
Jリーグに大量の選手を供給する大学サッカーは、プロ入りの登竜門でもあり、言わばスカウトのショーケース。また、高卒でプロ入りを果たせなかった若者たちのリベンジの場でもあることは言うまでもありません。
しかしながら、大学在籍と紐づく大学サッカーは、裏を返せば4年間は自身の選択肢を一つに固定化されることに他なりません。
その良し悪しは置いておいて、少なくとも、4年間は環境を変えることも出来なければ、指導者から認められなければ、成長のチャンスさえ奪われて、キャリアを塩漬けにされてしまう危険さえ孕みます。
大学サッカーという場以外でも、若者たちにプレーの場、成長の場を用意したいという想いから、野田をはじめ、社会人チームでありながらも、大学生の受け入れをしてきました。
ハルキもその一人です。
クラブのそのような試みの中で、もしかしたら、ハルキはその一番の成功例かもしれません。
ハルキはこの一年間で、年齢もバックグラウンドも多様な人材に触れて、彼は「大人」になりました。
日体大サッカー部への復帰の機会が与えられたとき、ほぼ全員大学サッカー経験者であるチームメイトが、口を揃えて「大学サッカー部に戻れ。」と言ってくれたことは、また一回り彼を大人にしたのかも知れません。
入団して一年たった今となっては、チームメイトは皆、互いに歳を隔てた友ですが、たとえ友であっても、その友の成功を願うからこそ、袂を分かつ決断を促すこともまた、大人の友情であるということを知ってほしいと願います。