今年度より東京ユナイテッドファミリーとなったTDFC(東京都)は、第58回全国ろうあ者体育大会にて準優勝を果たしました。
本大会は、一般財団法人日本ろうあ連盟が主催する国内最大のろう者スポーツ大会で、全国から選手が集まります。
また、2025年に東京で開催されるデフリンピック(聴覚障がい者のオリンピック)に向けての選手視察・選考の場でもありました。
初戦では、全国大会初出場の選手や数年ぶりに復帰した選手がいる中、緊張を感じつつも試合開始から猛攻を仕掛け、愛知県Bを相手に快勝。
後半には交代で入った5人の選手がアグレッシブに攻め、終始危なげない展開で試合を締めくくりました。
準決勝戦は、初戦の終了後1時間弱のインターバルという厳しいスケジュールの中で行われました。
相手の大阪府は2時間以上のインターバルがあったため、TDFCに比べて動きが良く、ゴールに迫る場面が続きましたが、TDFCも粘り強く守り、一進一退の攻防を繰り広げました。
試合は0-0のままPK戦へ突入。TDFCのGKが見事に2本のシュートをセーブし、TDFCはキッカー全員が得点を決め、劇的な勝利を収めました。
2日目の決勝戦では、6月に行われた関東大会決勝戦で敗れた埼玉県とのリベンジマッチとなりました。
両チームともに序盤から激しい攻防を繰り広げましたが、後半に一瞬の隙を突かれて失点。
追いかける展開となったTDFCは前線に人数をかけて攻め続けましたが、逆にカウンターから追加点を許し、悔しい敗戦となりました。
全国大会での優勝は果たせませんでしたが、この悔しさをバネに、今後も練習に励んでまいります。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
■矢代監督
全国大会は6年ぶりに準優勝となりました。
関東大会に続いて、決勝戦が埼玉ということでリベンジという形で挑みましたが、惜しくも敗れました。
それでも最後まで戦い抜いた選手たち、全力でサポートしてくれたスタッフには褒め讃えたいと思います。そして埼玉、優勝おめでとうございます。
監督就任して、3位、準優勝と1つずつ上がってきています。次の全国大会は優勝しかありません。
優勝するために、また全力で選手たちと向き合えるよう頑張っていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
最後になりましたが、運営に関わった方々、手話通訳者の方々、サボーター達、暑い中本当にありがとうございました。
■千葉主将
全国大会お疲れ様でした。
結果は惜しくも準優勝でした。応援してくださってる方々に最高の恩返しができず、申し訳ない気持ちで一杯です。
結果は残念でしたが、チームとしては関東大会より成長することができたと思っています。
大会名 :第58回全国ろうあ者体育大会(デフサッカー全国大会)
日時 :2024年9月14日(土)〜9月15日(日)
場所 :アースケア敷島サッカー場、群馬電工サッカー場
結果 :準優勝
出場 :大阪府、愛知県A、愛知県B、東京都(TDFC)、福岡県、千葉県、神奈川県、埼玉県(計8チーム)
試合結果: 1回戦 愛知県B ○9-0
準決勝戦 大阪府 ○0-0 PK4-3
決勝戦 埼玉県 ●0-2