このたび、香西克哉 選手が2023シーズンで現役引退することとなりましたので、お知らせいたします。
香西克哉 [コウザイ カツヤ] 選手 DF
【生年月日】1991.04.22
【出身地】東京都多摩市
【身長/体重】182cm/73kg
【加入年】2016年
【経歴】落合SC ─ FC多摩 ─ 東京ヴェルディユース ─ 桐蔭横浜大 ─ LEOC FC ─ 横浜GSFCコブラ ─ LB-BRB TOKYO ─ 東京武蔵野ユナイテッドFC
■香西克哉 選手コメント
『もう二度と本気でサッカーができることはないと思い、涙した大学リーグ最終節の西が丘。あの涙は一体何だったのかと思うほど、この8年間、本気でサッカーに打ち込むことができました。まずは、このチームに所属できたことを心から感謝します。
気付くと職場でも中堅となり、サッカーよりも優先しなければならないことがここ数年増えていました。限られた時間の中でトレーニングや治療を行いましたが、試合のアップ程度で激痛が走るほど膝が朽ち果ててしまいました。
まだサッカーにしがみつきたい気持ちは山々でしたが、左膝をかばい続けた右ふくらはぎが全社の一回戦で肉離れし、引退を決意しました。
8年間このチームに所属したことでたくさんの犠牲を払いましたが、本当に何にも代え難いものを得ることができました。
教師は何かと多忙とされますが、このチームで出会う仲間たちもそれぞれ違った職種で奮闘しています。それに触発されて、自分自身の仕事への向き合い方も磨かれました。
ピッチに立てば社会的立場なんて正直関係ありません。相手がセミプロだということもありましたが、イエローをもらってチームに迷惑かけるほど闘争心むき出しで仲間と戦うのが本当に楽しかったです。
心残りは地決に行けなかったことです。後輩たちがチームをJFLに昇格させてくれることを願っています。
最後になりますが、この8年間、試合会場で応援してくださった教え子や保護者の方々をはじめとするファン・サポーターの皆様。練習に行けるように配慮してくださった同僚。チームを支えてくださる多くのスポンサーの方々。選手がベストを尽くせるように身を粉にして動いてくださった運営スタッフ、トレーナー、マネージャー。同じく多忙を極めながらスカウティングや練習メニュー作りに励んでくださった監督、コーチ陣。元プロでもないのに信頼してチームに所属させてくださった福田さん、人見さん。そして、共に戦ったたくさんのチームメイトに心から感謝します。
言い出すときりがないですね。
最後に、練習で両親への結婚報告に遅刻したり、陣痛が来ているのに練習したり(コロナで立ち会いは不可。笑)、正気の沙汰ではないエピソードが尽きない私に毎日栄養満点の食事を作って陰ながら支えてくれた妻に最大の感謝をしたいと思います。
膝が治ってまたサッカーしていたらバカだと思ってください。
一介の教師にこのような挨拶の場をありがとうございました。
誰にも真似できない人生経験を糧にこれからも頑張ります。』