東京ユナイテッドFC(関東サッカーリーグ1部)を運営する一般社団法人クラブエルビーアンドビーアールビー(代表理事:福田 雅)は、「人財」×「デジタル」事業で社会のDXを支援するコクー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:入江 雄介)とパートナーシップ契約を締結いたしました。
本契約に基づき、コクーが持つDX人財の育成ノウハウや知見を東京ユナイテッドFCに所属する選手にご提供いただけることになりました。コクーと共にサッカー選手のリスキリングを支援する「セカンドキャリア創出支援プロジェクト」を開始することで、アスリートの新たなキャリア支援モデルの創出を目指します。
■パートナーシップ契約締結の背景
サッカー界に限らず、アスリートのセカンドキャリア形成には、ビジネススキルの不足やキャリア教育の不足等、様々な課題があるとされてきましたが、東京ユナイテッドFCとしても同様の課題意識を有しております。ここまで多くの選手たちをあずかる中で、目の前の選手一人一人が、競技者としての一線を退いた後も誇り高く生きていくことこそ、サッカーのステイタス向上につながると思い、選手たちに寄り添ってきたつもりです。
このたび、課題意識を共にするコクーより、DX人財の育成ノウハウや知見を活かし、選手のデジタルスキル習得等をサポートすることができないかとご提案いただきました。互いのリソースを提供し合い協働することで、スポーツ界の課題解決に貢献したいという思いから、当該パートナーシップ契約を締結する運びとなりました。
■「セカンドキャリア創出支援プロジェクト」の概要と今後の展望
2025年8月より「セカンドキャリア創出支援プロジェクト」を開始し、「元町ウェルネスパーク」(東京都文京区)※1 の運営に携わる、高木 俊幸 選手と弓氣田 葵 選手がデジタルスキルを習得するための研修を受講することになりました。コクーからビジネスで必要となるリテラシー、データ分析やデジタルマーケティング等のスキルを習得できる機会をいただきます。
クラブとしても「長年にわたりプロのサッカー選手として活躍してきた高木選手」、「大学を卒業して間もない弓氣田選手」というビジネスマン1年目の人が、この研修を経て、サッカー選手のキャリア形成のモデルケースとなってくれることを期待しています。
<「セカンドキャリア創出支援プロジェクト」参加選手>
高木 俊幸 選手
1991年5月25日生まれ。神奈川県横浜市出身。171 cm、68 kg。2025 年に東京ユナイテッドFCに加入。
<所属・経歴>
あざみ野FC ─ 東京ヴェルディ1969ジュニアユース (すすき野中学校) ─ 東京ヴェルディユース (日出高等学校) / 2種登録東京ヴェルディ(U-18 U-19 日本代表) ─ 東京ヴェルディ ─ 清水エスパルス ─ 浦和レッドダイヤモンズ ─ セレッソ大阪 ─ ジェフユナイテッド市原・千葉
<選手コメント>
まずはこのようなありがたいプロジェクトに参加させていただけて感謝しております。
自分は今までパソコンとは無縁の生活をしていて触れる機会さえなかったので、そんな自分がどこまで期待に応えることができるのか不安もありますが、楽しんでチャレンジしてみたいと思います。
サッカーしかしてこなかった自分がスキルアップして、少しでもセカンドキャリアに不安を持つ人たちに勇気を与えられるように頑張ります。
弓氣田 葵 選手
2003年3月28日生まれ、千葉県市川市出身。176 cm、68 kg。2025 年に東京ユナイテッドFCに加入。
<所属・経歴>
新浜小学校 ─ ジェフユナイテッド市原・千葉U-15 ─ 関東第一高校 ─ 東京農業大学
<選手コメント>
この度は貴重な経験をさせていただけることとなり感謝しております。
今まで、大学の授業程度でしかパソコンに触れる機会が無かった自分が、どのくらい成長出来るのか楽しみで仕方ありません。
これから先の長い社会人生活において選択肢を広げることが出来るよう頑張ります。
不安ではありますが、研修を通して沢山のことを吸収しパソコン技術だけでなく、社会人として成長したいと思います。
■パートナーシップ契約締結に向けたコメント
・一般社団法人クラブエルビーアンドビーアールビー
代表理事 福田 雅 氏
私は、サッカーを通じて関わってくれた方々から多くのことを教わってきました。その学びが今の私を形づくっています。
今の自分の人生に自信が持てるから、今の自分の人生を良きものと思えるからこそ、一人でも多くの方々にサッカーのすばらしさを伝えたい。
一方で、サッカーの残酷さも突き付けられてきました。人間のコンプレックスの根源たる敗北感と劣等感も常に隣り合わせのサッカー人生でした。
そんなサッカー人生の酸いも甘いも知るからこそ、アスリートとして一定のレベルに到達した者たちの、努力と能力が尋常でないことはわかっているつもりです。
スポーツのプロ化が進むにつれて頭をもたげてくるようになったアスリートのセカンドキャリア問題。一般社会で生き抜くのに、キレのあるドリブルや高い打点のヘディングや強力なシュートは役に立ちません。ピッチ上で有していた自身の武器が無力化させられ、それらに代わる新たな武器を携えて、広大な社会に打って出る日が必ずやってくるのです。
その新たな武器は何なのか、何を強みとしてこの先の人生を生き抜くのか、必死に考えて欲しい。いつまでもカッコよく誇り高く生きるために。自分の人生をプロデュースできるのは自分自身のみだから。
コクーさんから授かるDXというスキルは、そんな彼らの新たな武器になるかもしれません。ただ、そんな簡単に自身のモデルチェンジはできないもので、高木と弓氣田は、さぞもがき苦しむことでしょう。しかしながら、そこをくぐり抜けた先に、彼らの栄えあるネクストステージが開けることを願って止みません。
・コクー株式会社
代表取締役CEO 入江 雄介
この度、東京ユナイテッドFC様とパートナーシップ契約を締結し、「セカンドキャリア創出支援プロジェクト」を開始できることを大変嬉しく思います。
コクーは「デジタルの力でダイバーシティ&インクルージョンがあたりまえの社会を創る」というパーパスのもと、これまで未経験者をDX人財へと育成し、社会のDX推進を支援してまいりました。
アスリートの皆様が長年にわたり培ってきたプロフェッショナルとしての精神力や努力する力は、ビジネスにおいても計り知れない価値を生み出します。一方で、セカンドキャリア形成における課題があることも事実です。コクーがこれまで培ってきたDX人財育成のノウハウを活かすことで、アスリートの皆様がデジタルスキルを習得し、新たなキャリアを切り拓く一助となれば幸いです。
本プロジェクトでは、高木選手と弓氣田選手にデジタルスキルの研修プログラムを受講いただき、「元町ウェルネスパーク」の認知向上とDXに取り組んでいただきます。これは、アスリートのセカンドキャリア支援の新たなモデルを創出するだけでなく、コクーが掲げる「DX人財輩出企業 No.1~日本の生産性向上を実現し、誰もがイキイキ働ける社会をつくる~」というVISION 2030の実現に向けた重要な一歩となります。
東京ユナイテッドFC様と共に、この画期的なプロジェクトを成功させ、取り組みを広げることで、より多くのアスリートの皆様が持続的にイキイキと活躍できる社会づくりに尽力してまいります。
写真(左) 一般社団法人クラブエルビーアンドビーアールビー代表理事 福田 雅
写真(中央左) 東京ユナイテッドFC 弓氣田 葵
写真(中央右) 東京ユナイテッドFC 高木 俊幸
写真(右) コクー株式会社 代表取締役CEO 入江 雄介
■東京ユナイテッドFCについて
東京都文京区を拠点とするサッカークラブで、現在は関東サッカーリーグ1部に所属。近い将来にJリーグ参入を目指して闘っています。
東京のど真ん中(THE HEART OF TOKYO)を代表するクラブとして、スポーツのステイタス向上を自らの社会的使命とし、スポーツを通じて地域社会に貢献し、都民の心と体の健康増進、スポーツ文化の創造を目指しています。
サッカーも社会の一部であり、社会に認められてこそ、サッカーも、サッカーに没頭する者たちも、その存在意義を有するという考えのもと、「良き社会人たれ、良きサッカー人たれ」をモットーに、社会に必要とされる人材育成に力を入れているクラブです。
■コクー株式会社について
コクー株式会社は、労働人口減による人手不足を「人財」×「デジタル」で解決し、企業の成長・発展ならびにより良い社会に貢献することを目的に様々なサービスを創造し提供。
「デジタルの力でダイバーシティ&インクルージョンがあたりまえの社会を創る」というパーパスを掲げ、そのステップ1として、すべての女性が様々なライフステージにおいて手に職をつけてイキイキ働ける社会をつくるために、日々挑戦をし、女性活躍推進企業No.1を目指しています。
また、2023年に策定した長期経営計画「VISION2030」においては「ダイバーシティ&インクルージョン」「地方創生」「業務提携」を重点テーマとして取り組み、『DX人財輩出企業 No.1~日本の生産性向上を実現し、誰もがイキイキ働ける社会をつくる~』を実現してまいります。
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