このたび、 黄大俊が2023シーズン限りで東京ユナイテッドFCの監督を退任することとなりましたので、お知らせいたします。
なお、2024シーズンから東京ユナイテッドFCプラスの監督に就任いたします。
■黄 大俊 [ファン テジュン] コメント
まず、日頃より東京ユナイテッドFCを支え、応援してくださっている皆様へ感謝と御礼を申し上げさせて頂きます。
皆様のお力添えにより、我々は不自由なく大好きなサッカーに打ち込む事が出来ております。
本当にありがとうございます。
3シーズンに渡り、監督という大役を務めさせて頂きましたが、まだまだ未熟な私にチームの未来を託してくださった事、非常に感謝しております。
また、そんな私を信じ、共に最後まで戦ってくれたコーチグスタッフ、選手達には感謝しかありません。
思いの丈を書いていたら少し長くなってしまいましたが、少々お付き合い頂ければと思います。
自分の理想を追い求めたあげく、降格争いという不甲斐ない結果に終わった2021シーズン。
現実を見た、結果に拘るサッカーに徹しようと心に決め、後一歩のところでリーグ優勝が手から溢れ落ちた2022シーズン。
前年のリベンジを果たすべく、今年こそはと「勝負の年」と位置付けた2023シーズン。
ご存知の通り、いずれのシーズンも目標に掲げていたKSL優勝、JFL昇格、天皇杯本戦出場は叶いませんでした。
全て言い訳の余地もなく、私の力不足でしかありません。
監督というポジションは孤独であり、常に不安と恐怖、また自分との戦いでした。
なぜあの采配を、なぜあの戦術を、なぜあのコーチングを、などなど…
どのシーズン、どの試合を思い返しても出てくるのは「後悔」ばかりです。
日中は靴底を擦り減らしながら営業職に従事し、夜は神経擦り減らしながらトレーニング、自分達の試合分析、次の対戦相手のスカウティング。
側から見ると、何でこいつはそんな多忙を極めながらもサッカーするんだと思う方も多くいらっしゃると思いますが、全ては「日常生活の中では味わえない、言葉では言い表せない程の緊張感」「真剣勝負の楽しさと難しさ」「得点した時や勝利した時に自然と出て来る心の底からのガッツポーズ」これに尽きます。
東京ユナイテッドFCというチームは、選手、スタッフ共にそんな永遠のサッカー小僧達の集合体であり、とても魅力あるクラブだと思います。
黄大俊体制でのチャレンジはここで終わりますが、これから東京ユナイテッドFCは更なる進化、発展を遂げるでしょうし、そうでなければならないと思います。
皆様におかれましては、引き続き温かく、時には厳しく叱咤激励も頂きながら温かく見守って頂けると大変有り難く存じます。
またグラウンドでお見掛けした際には、気軽にお声掛け頂けますと幸いです。
本当に3年間ありがとうございました。