■「RESPECT」
共同代表の人見です。
慶應ソッカー部の先輩でもある反町康治さんが、2012年松本山雅FC監督就任以来、毎月1回、
信濃毎日新聞(約47万部/県内普及率56.2%)に掲載中のコラム
された。
タイトルの「RESPECT」は反町さんが、サッカー選手に必要な要素を表す英単語の頭文字を並べた言葉。
Responsibility(責任)
Endeavor(努力)
Struggle(戦う)
Progress(向上心)
Enjoy(楽しむ)
Communication(意思疎通)
Thinking(考えること)
このコラム、地元ではかなり人気があり、松本山雅サポーターやスポーツ好き読者以外にも、
ビジネスマンや経営者層にもファンが多いとのこと。
自分も、会社の後輩にお願いして、信濃毎日新聞取り寄せていた程だ。
Jリーグのサッカー監督は、どんな仕事なのか、どんな生活をおくっているのか。
監督は何を考え、どのように選手を見て、チームをまとめるのかが、リアルに描かれている。
サッカー雑誌ではなく、地元地方紙でコラムを展開したことに意味があり、
サッカーに興味のなかった人にも、松本山雅に関心を持ってもらうきっかけをつくったとのこと。
良い指導者は、圧倒的な「情熱」と、人を引き付ける「言葉」を持ち合わせている。
プロジェクトを進める原動力は「情熱」以外にはない。
そして、リーダーとして「言葉」なくして、フォロアーなし。
※我々、LB-BRB TOKYO福田監督も、サポーター会員向けのクラブメルマガで定期的に「監督のボヤキ」と題して、
情報発信している。こちらも、読み応えアリと、一部サポーターからは熱烈な支持を受けている。
4年程前から、反町さんとソッカー部OB関係者と毎年年末に食事をさせて頂いている。
話はサッカー以外にそれることはほとんどない。反町さんのサッカーに対する探究心は尋常ではない。
コーナーキックの守備、スローインの投げ方&受け方一つとっても、それぞれ30分以上語る。
リサーチに至っては、相手チームはもとより、Jリーグの審判一人一人の特徴まで掴んでいる…。
ここまでやるか、というところまで徹底的にやる。
一度、「ここまでやってる監督って反町さん以外にいるんですか?」と聞いたところ、
2人くらいいる。と言っていた。(多いのか少ないのか、よくわからない。)
新潟、湘南、松本で昇格請負人として結果を出し続ける反町さん、
いつか、ビッククラブでの采配を見てみたいと思うのは自分だけではないはず。
以前、LB-BRB TOKYO(当時、東京都社会人1部)のプロジェクトを反町さんにしたところ、返ってきた言葉は一言。
『「
」(主人公が農園に野球場をつくる、ファンタジー映画)だな。』と。
東京23区内にスタジアムをつくるということで言えば、ファンタジーかもしれないが、
自分からすれば、小さな喫茶店からはじまった、松本山雅のJ1昇格だって充分ファンタジーだと思う。
※松本山雅誕生秘話
昨年、スポーツ庁が創設され、
『スタジアム(競技場)をコストセンターからプロフィットセンターへ』という動きが活発化してきている。
今までにない発想で、次世代型のスタジアムが東京23区内できる日も、そう遠くはないかもしれない。