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2019.04.20 クラブ

天皇杯予選 早稲田大学ア式蹴球部戦に向けた 福田監督コメント

遡ること25年。

暁星高校体育教官室での一幕。

 

高校三年生の私

「先生、大学は早稲田でサッカーやりたいです。」

 

恩師林先生(早稲田大学ア式蹴球部OB)

「おまえみたいな下手くそが早稲田に行っても、足手まといになるだけだよ。」

 

18の私の心は完全に折れました。

しかし、おっしゃることはごもっとも。

3年間で怪我ゼロ&公式戦出場ゼロの実績。

 

二浪の末に東大へ。

そして東京大学のア式蹴球部に入部。

いわゆる「ア式」違いのサッカー人生がスタート。

「いつか早稲田を倒したい。」そんな思いを胸に。

 

大学4年間、2つの「ア式」が相見えることはなく、そんな思いはすっかり忘れてました。

そこから四半世紀の時を経て、人生で初の早稲田さんとの対戦。

 

25年の月日は、私の体脂肪率を3倍に、中性脂肪を10倍に膨れ上がらせました(先月の人間ドック結果参照)が、

サッカーへの愛情の増幅はそんなもんじゃありません。

 

明日は、未来の成功を信じて疑わない若者達と、

プロで通用しなかった、あるいは通用しなくなった者達との戦い。

加えて、大学時代に関東リーグを制覇し、プロ選手としてのキャリアを持つ監督と

大学時代に東京都リーグを経験し、今でもサラリーマンと掛け持ち生活の雑草監督との戦いという構図。

 

その結果を予想するのは簡単なようで、実はやってみないとわからないのがサッカー。

雑草には雑草にしかわからない矜持がある。

 

25年前の体育教官室で恩師が続けた言葉。

「選手としての成功を求めることだけが大学生活じゃない。

おまえは勉強だけは得意なんだから東大でも目指してみろ。きっと見えてくるものがある。」

 

早稲田に行っていればまた違うサッカー人生があったと思う。

しかしながら、今のサッカー人生に後悔が全くない。

 

早稲田さん、明日胸をお借りします。

 

 

東京ユナイテッドFC

監督 福田雅