試合情報

2019関東サッカーリーグ1部後期9節

2019.09.22(日) 14:00 KICK OFF HOME 小石川運動場
東京ユナイテッドFC 東京ユナイテッドFC
5

試合終了

5 前半 0
0 後半 0
0
流通経済大学FC 流通経済大学FC

試合経過

伊藤 光輝 ゴール 3'
岡庭 裕貴 ゴール 11'
岡庭 裕貴 ゴール 24'
伊藤 光輝 ゴール 31'
室崎 雄斗 ゴール 37'
永田 充(out) → 香西 克哉(in) 選手交代 HT'
川戸 大樹(out) → 伊藤大祐(in) 選手交代 57'
室崎 雄斗(out) → 佐々木 陸(in) 選手交代 57'
伊藤 光輝(out) → 塚本 純平(in) 選手交代 73'
83' イエローカード 流通経済大学FC
新井 幹人(out) → 平尾 柊人(in) 選手交代 84'

東京ユナイテッドFC東京ユナイテッドFC

スターティングメンバー

GK 1 杉山 哲
DF 3 井上 大
DF 28 永田 充 選手交代HT
DF 24 鈴木 大河
DF 8 川越 勇治
MF 6 新井 幹人 選手交代84
MF 14 山田 武典
MF 23 岡庭 裕貴
MF 29 川戸 大樹 選手交代57
FW 26 室崎 雄斗 選手交代57
FW 10 伊藤 光輝 選手交代73

控えメンバー

GK 41 大迫 衝
DF 5 香西 克哉 選手交代HT
MF 4 保坂 一成
MF 16 佐々木 陸 選手交代57
MF 17 平尾 柊人 選手交代84
MF 19 塚本 純平 選手交代73
FW 30 伊藤大祐 選手交代57

監督

  • 福田 雅

マッチレポート

「本日のMVPは、2ゴールの大活躍、背番号㉓岡庭裕貴選手です!」

試合終了を告げる長い笛が鳴り、人見共同代表の溌剌とした声が小石川運動場に響き渡る。小石川の新たなサポーター企画「予想MVP」の当選発表である。

 

その後、選手、スタッフ、サポーターが入り混じっての写真撮影(毎年最終戦恒例)。

曇り空もなんのその。5-0での圧勝に、むしろ雨予報だった天気がもって良かった、と皆そろって破顔一笑。小石川、そして2019シーズン関東リーグの締めくくりとして最高の記念撮影となった。

 

思えば、バックネットにたなびく横断幕もいつのまにか増えている。写真に収まった人数も、ジュニアユースの東京ユナイテッドソレイユFC、女子チームの文京LBレディース、そしてサポーターの方々含め、大幅に増えたと思う。レプリカユニフォームを身に纏う方々も目に見えて多くなっている。ユナイテッドに関わる人々の数が、その笑顔が、日に日に多く大きくなっていったとひしひしと感じる。

 

 

全社一回戦で、関西の雄おこしやす京都ACの前に散った昨シーズン。

「とにかく今、このカテゴリーと向き合い、リスペクトし、闘い抜ける選手が必要だ」

と、岩政大樹を筆頭に、黄大俊、黄大城、三上佳貴、神舎宏など、ここまでクラブとともに歩み、支えてきた男達が去り、

代わって岡庭裕貴、室崎雄斗、鈴木大河など、フットボールと勝利に飢えた若者達が加わった。

 

「新生ユナイテッド」の小石川お披露目に、運営側としても「まさか」のキッチンカーで後押し。少しずつではあるものの、ホスピタリティにも意識が向き始める。

マッチデープログラム『UNITED PRESS』の配布はもちろん、シーズン終盤にはレプリカユニフォームの物販、来場者プレゼントの選手カード、そしてMVP予想とサポーター向け企画の実施まで実現した。「飲食禁止」とアナウンスしていたのが遠い昔のようである。

 

これも全て、「小石川劇場」を存分に楽しんでもらいたい、という一心に他ならない。

飯田橋駅徒歩5分という控えめにいって反則レベルの好立地。

目の前で躍動する選手達と、同じユニフォームを着て。好きな選手の横断幕を張って。お腹が空いたら何か食べて。タオルマフラーを振って。試合が終わったら気になった選手にカードにサインをもらって、記念撮影して。。

試合の日だけではない。火曜朝の朝活、木曜夜のサッカー塾が始まり、その半面ではユナイテッドの選手達がトレーニング。小石川運動場はいつしか、ユナイテッドと地域とを繋ぐコミュニティハブとなっていった。

 

 

これを創り上げたのは、決してクラブスタッフの力だけではない。ホームゲームではシーズンを通して大勢の運営ボランティアの方々にサポートしていただいた。

試合の日以外にも、様々な企業の方々にお力添えをいただいた。

個人、自治体、スポンサーなど、本当に多くの方々のご理解とご協力、そして強い思いがあって、今シーズンの「小石川劇場」は創り上げられていった。

改めて、心からの感謝をお伝えしたい。

 

そんな多くの人々の思いと願いの上に完成した2019年の小石川劇場で、主役達が躍動する。

6戦全勝、14得点0失点と、ユナイテッドは今シーズンの小石川ホームゲームで圧倒的な戦績をたたき出した。みんなの思いに、主役たちが結果で、そのプレーで応えたのである。

確かに1-0での勝利が多かったが、難敵ブリオベッカ浦安を3-0で叩きのめした前期3節、優勝したVONDS市原に土をつけた前期7節、後半ロスタイムに⑪河本明人の2ゴールで東京23FCから劇的な勝利を収めた後期4節、と今思い出しても気持ちが昂ぶり毛が逆立つようなゲームがいくつも記憶に残っている。

 

 

そして最終節。相手は前期アウェイで敗れた流通経済大学FC。

 

開始3分、負傷から小石川に帰ってきた⑩伊藤光輝が技ありのゴールでいきなりの先制弾。

キャプテンが復活の雄叫びを上げ、小石川のボルテージは急上昇。

そこに今シーズン攻撃の中心となった㉓岡庭が2ゴールで続き、さらに3選手が絡んでの見事な崩しから⑩伊藤が2点目。

最後は今シーズン小石川で大活躍の㉖室崎が決めて面目躍如。前半だけで5得点のゴールショーに小石川が沸く。

前期5節以来の小石川登場となった①杉山も素晴らしいセーブを見せた。先制点直後のピンチでは相手FWとの1対1で見事なセーブを見せ、この日最初の相手の決定機を阻止。思い返しても、このシュートが決まっていれば試合は分からなかった。

後半頭を切り替えてきた流経大FCにやや押し込まれたユナイテッドだったが、①杉山、⑤香西、㉔鈴木を中心とした守備陣が守り切って無失点。きっちりと前期の借りを返しての素晴らしい勝利。2019年の小石川劇場は完璧な幕引きとなった。

 

 

 

東京ユナイテッドFCの夢は、「ここ東京に、政界や官界、財界をも熱狂させるような、レアル・マドリードやユベントスと言ったクラブとも肩を並べるような、世界的なビッグクラブをつくること」。

今はまだ関東1部である。課題は山積みで、壮大な夢への道はまだまだ果てしない。だが、いやだからこそ、我々は「今このカテゴリーと向き合い、リスペクトし、闘い抜かなければならない」。

JFLも、Jリーグも、レアル・マドリードもユベントスも、そのずっと先に、きっとあるのだから。

 

最終節の後半開始前、ゴール補修に奔走したのは共同代表の人見、そして実行委員の長久(ガリさん)である。発起人2人が一番の雑用に走る。それがユナイテッドの現在地。何も恥じることはない。それがこのカテゴリーにおける東京ユナイテッドFCのありのままの姿。

いつか、小石川運動場に「人見秀司グラウンド」「長久徹史スタンド」という名前が付けられ、ウィキペディアのエピソード欄には「2010年代の関東リーグ在籍時には、試合前等のゴール補修に自ら奔走していた」と書かれるのだ。それを見て、この日の光景と空気感を懐かしむ。そんな日がきっと来るだろう。

 

 

 

全社一回戦の相手は、昨年に引き続き関西リーグの強豪、FC TIAMO枚方。

ここまできたら簡単な試合などあるわけがない。

関東リーグ、全社、地域CLといった地獄のようなカテゴリーと全身全霊で向き合ったこの日々が、クラブの長い歴史の、かけがえのない1ページとなる日を信じて、ユナイテッドは突き進んでいく。

 

 

今節も、温かいご声援ありがとうございました。

text by LF