クラブ

代表挨拶

我々はサッカーに育てられました。

より正確に言うと、サッカーを通じて我々に真剣に関わってくれた恩師や仲間に育てられました。サッカー選手としては凡庸だったため、プロ選手を目指すこともなく、将来のために、ただただ必死に勉強しました。サッカーに明け暮れたために進路や将来を妥協するということは、サッカーに対して失礼だと思っていたからです。

1993年のJリーグ開幕から20年以上が経った現在も、東京23区にホームスタジアムを持つJリーグクラブは存在しません。スタジアムの問題をはじめ、東京23区ならではの地域性・多様性・経済合理性などが理由として挙げられますが、それらを乗り越えてまだ社会を衝き動かすほどの価値がスポーツに見出されていないからだと考えます。

スポーツは単に体を鍛えるためのものではありません。育成年代においては多様な人間形成の場としての側面があり、一方で、プロスポーツという興行的な側面が大きいことは言うまでもありません。この複合的で深遠なる魅力を有するスポーツの価値を一言で表現することは実に困難ですが、多くの方々がその価値に感覚的には気づいているはずです。

我々クラブは、2020年にJリーグ昇格、将来的には国際的なビッグクラブを目指すことを掲げていますが、それ自体が目的ではなく、あくまでも手段です。その闘いの過程で、スポーツの価値を社会に訴え、議論を重ねながら共通理解を深めていくプロセスが、日本における「スポーツ文化」の形成・発展につながるものと信じております。そして、スポーツ文化が根付く国際都市TOKYOの価値を世界に発信していきたい。やっとサッカーへの恩返しの方法が見つかりました。

東京ユナイテッドFCが掲げる理念やビジョンに共感し、我々と未知なる挑戦を共にして頂ければ幸いです。

共同代表:福田 雅Masashi Fukuda

東京大学ア式蹴球部 監督

福田 雅

共同代表:人見秀司Shuji Hitomi

慶應義塾大学ソッカー部 コーチ

人見秀司